展示会 おおいた怪獣セブンの6 八幡竈門神社の三本指の鬼
竈門の里の悪鬼が、夜毎、人を喰い殺し里を荒らしていた。
里人の鬼退治の願いを受け、八幡様は悪鬼に約束させた。
「一晩のうちに百の石段を作ることが出来たら
人間を生贄にやろう。
出来なければ里に出てきてはならぬ」
鬼はあちこちの谷川から石を運び石段を造り始めた。
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大分県別府市の八幡竈門神社では、毎年の春分の日と秋分の日前後の時期に、別府湾を見下ろす鳥居の間から射す朝日を拝むことが出来ます。
朝日に逃げ出す鬼を、人形写真撮影しました。
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展示会「おおいた わくわく怪獣ランド2024」に出展。8月24(土)・25(日)。OPAM大分県立美術館。今年の特別展示テーマは「神話・伝承と怪獣」、私は「おおいた怪獣7(セブン)」と題して豊後大分に伝承の怪獣を7体と、出雲神話の怪獣などをねんど人形・写真・映像で紹介します。
九十九段まで造った時
まだ石段は出来ぬかと神様が尋ねた。
鬼はその言葉に一息ついた、その時、夜明けを告げる一番鶏が鳴き太陽が昇った。
鬼は驚いて逃げて行き二度と里に現れなくなった。
石段を見ると、下の方は丁寧に造られているが上の方は雑だという。
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形を変えて各地に伝わる、鬼や化け物が夜の間に何かを築きかけては、間に合わず一番鶏と朝日に逃げ出す昔ばなし。
八幡竈門神社の伝承では、鬼が作り損ねた石段が、下は丁寧で、上は ” あらまし ” に作られているという内容が面白い。
神様は鬼の九十九段の石段を評価し、龍神を使いに出し鬼を改心させた。
鬼は、今では「かまど地獄」の門番として真面目に働いているという。
「かまど地獄」にいる龍神は、鬼が再び悪事を起こさないよう見張っているのだそうだ。
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八幡竈門神社の鬼がが三本指なのは、「貪欲」「嫉妬」「愚痴」を現しており「知性」と「慈悲」が欠けているからと云われている。
2020年の初め頃から人気マンガ「鬼滅の刃」の聖地として八幡竈門神社は知られるようになりました。ファンの人のイラスト絵馬や、コスプレ写真、縫いぐるみがたくさん並んでいました。
八幡竈門神社の三本指の鬼の石段
ねんど人形日本昔ばなしの旅 大分県別府市
5分51秒