ねんど人形の足の作り方【脱!初心者向け 樹脂粘土】ねんど人形HOW TO動画(おまけ 怪獣タッコングの足)
ねんど人形の製作で欠かせない「手」に続いて「足」の作り方、解説です。
「手」「足」は、ねんど人形制作ではいつも作りますから、しっかり覚えてくださいね。
「お団子」状態から半分くらいをつまんで回転させて、延ばしました。
ここまで「手」の作り方と同じです。
足先、にあたる部分を軽くつまむだけで、足の形になりました。
手よりもはるかに簡単です。
へらを使って「指」を入れます。私の癖かもしれませんが、若干斜め下から持ち上げるように線を入れています。
足を作るポイントは「土踏まず」を作る事。粘土の重さを「外側・端側」になるべく散らすことで、「立ちポーズ」が安定します。
足が出来ました。
次は、おまけの「2本をまとめた足」です。
怪獣タッコングの足で解説します。
少し前の動画で「立ちポーズボディ」を作った方は、下半分をカットするとそれで出来上がりです。
足2本まとめてなので、お団子状態の粘土をまず太めの塊にします。若干長方形というか、石材ぽい形に。
「脛」になる部分を細く絞ります。この画像だと、左上がつま先、その右側のくぼみが脛の部分です。
ここで、上半身の側から足裏の方向に、爪楊枝を刺しておきましょう。
爪楊枝は回転させずに刺します。回転させると、粘土が爪楊枝にへばりついて上手く刺せない時があります。また、爪楊枝は「竹楊枝」がへばりつきにくいです。
粘土がまだ柔らかめの時など、爪楊枝が適度に「補強」してくれて、作業が楽になります。
かぎ針を使い、脛部分から足を2本に割っていきます。
つま先部分を割る時は、一気に粘土に力を加えずに、様々な角度から「力を散らしながら」へこませていきましょう。
そうすることで、粘土の「へこませたくない部分」への影響が抑えられます。
作業に熱中していると、慣れないうちは粘土を握りつぶしてしまいがちです。爪楊枝がある程度の補強をしてくれていますが、気をつけて。
細めのかぎ針で指を3本に分けました。動物キャラクターの足ならここで完成です。
怪獣「タッコング」は、さらに「吸盤」の穴を開けます。
さて、どうしてわざわざ2本の足を1パーツにまとめて作るのか?
パーツが少ない方が、作業時間が短縮できて、出来上がりも丈夫なんです。
ねんど人形を作り始めた頃は普通に1本ずつ作っていましたが、3年目くらいにこれを試してみて気がつきました。初心者の内は難しいと思いますが、慣れてくるととても簡単でスピードアップにもなりますよ。
さて「土踏まず」を忘れていました。2本足の場合はこんな風に、中央をくぼませて外側に体重を散らす事もありますよ。
出来ました。
「手」と「足」はいつも作るので、しっかりと覚えてくださいね。
動画4分21秒。
普通の足が1分半くらい。おまけの「タッコングの足」の方がが2分半くらいと、ちょっと長くなりました。