ねんど人形 からかさお化けの作り方【脱!初心者向け 樹脂粘土】ねんど人形HOW TO動画
前回、前々回の動画で「手」「足」の作り方を覚えました。今日は、作品キャラクターをひとつ完成させてみましょう。
ダイソー樹脂粘土で「からかさお化け」を作ります。
左は見本用。真ん中の手と足は先に作っておきました。
右の4つのお団子で、からかさお化けのパーツを作ります。大きなお団子が「傘」の部分。小さいお団子はそれぞれ「カオ」「頭ロクロ(あたまろくろ)」「ベロ」のパーツです。
「手」「足」の作り方はこちら。
「お団子」の片側をつまみながら、回転。次第に円錐形になります。
「お団子」の作り方は初心者向け作例動画を観てくださいね。
傘の下側を平らにして、端っこをつまみながら回転させています。
樹脂粘土は基本丸っこくなりますので、くっきりとさせたいところはこうしてちゃんとエッジを立ててあげます。
ベースの形が出来たら、次は「カオ」のパーツが入る穴を開けてあげます。
マジックのキャップを使って、カオの位置のアタリをつけました。
アタリ線に沿って、かぎ針などで穴を開けます。
今回はかぎ針の他に、アイス棒、プラ製のスプーンなど試してみました。
使える道具は何でも使うのが、作業をスムースに進めるコツです。
「カオ」を入れるくぼみが出来ました。
次は小さなお団子で「カオ」パーツを作ります。
お団子を、片方の指で潰しながら、もう片方で回転させると、「ボタン」の形が出来ました。
傘のベースを作ったのと同じく「潰しながら回転」はよく使う技法です。覚えてくださいね。
かぎ針で「目玉」を入れる穴を開けました(「目玉」そのものは省略します)。
「口」の部分を掘っていきます。
今回初めて紹介するツール(でしたよね)、「タミヤ調色スティック」。
プラモデルの塗料を混ぜる道具ですが、粘土細工にはとても使い勝手が良く、いくつかの場面で使えます(※)。模型店や、ヨドバシカメラの模型コーナーなどにあります。2本入りで200~250円くらいだったと思います。
※「竜」の動画を作った時に「キバを入れる穴」をあける際、実はこれを使おうと思ったら、他の部屋に忘れてしまっていたのでとっさにかぎ針で間に合わせました 笑。
「タミヤ調色スティック」で掘った線の幅を、細いかぎ針で広げています。
傘をたたんだ時の線を、プラスチックの工作用へらで入れています。
プラスチックのねんど用工作へらは、これまで上の形のもの(黄色)を使っていました。4本組で、今回の形(青色)のタイプなどもあります。
傘の底に、「足」を入れる穴を開けます。
かぎ針5ミリを使っていますが、もう少し太いものが良かったです(また別の部屋に忘れてきてしまいました・・)。
和傘の「アタマ」の部品。後で調べたら「頭ロクロ(あたまろくろ)」というのだそうです。
さて少し形が複雑なので、初めての方には難関かも知れません。動画をよく見て練習してくださいね。
お団子を回転させながら、今度は潰すのでなく、内側から穴を広げています。
お椀の形が出来ました。
頭に被せて、では細かく形作っていきます。
細いかぎ針で、先端のポチっとした部分を盛り上げています。
ひとまず出来たものの、丸っこいので角っこのエッジを立てたい・・。
指でつまむには小さすぎるので、かぎ針でてっぺんを押してへこませました。
頭ロクロの、髪の皺をいれて、出来上がり。
次は「ベロ」を作ります。
小さなお団子の「片側を潰しながら回転」させて「雨粒」の形にしたら、広い部分を軽くつぶして、ベロの形になりました。
口の穴にベロを入れて、プラへらで真ん中に線を入れました。
このベロの作り方は「葉っぱ」などを作る時も同じで応用できますよ。
では、爪楊枝を刺しておいた「足」パーツを入れましょう。
前回紹介の「スパチュラ」が、軽く穴を開ける時に重宝します。これまで使った他の工作道具が凡そひとつ100円程度だったのに比べ、スパチュラは1000円前後しますが、本格的な工作にはやはり専門ツールがあると便利です。
「足」が入りました。
さて最後に「手」をつけますが、そろそろねんどの表面が乾いてきてパーツ同士がくっつかなくなってきているので、ねんどに「水」をつけてみましょう。
水をつけるにも、少しだけコツがあります。
霧吹きから出した水を、かぎ針などで「ホンの少しだけ」ねんどにつけて、「すぐに指で拭き取り」ました。
ねんどが軽く湿っているとくっつきます。小さなお子さんは水でべちょべちょにしがちなので、却ってくっつかなくなります。そこが注意ポイントですね。
「からかさお化け」完成しました。
動画10分37秒。
いつもの倍の長さの動画になりましたが、頑張ってひと作品作り上げてみてくださいね。