ねんど人形の手の作り方【脱!初心者向け 樹脂粘土】ねんど人形HOW TO動画(おまけ 怪獣タッコングの手)
ねんど人形の製作で欠かせない「手」の作り方、解説です。
モデルさんで登場は、大分のとんち昔ばなしキャラクター「吉四六(きっちょむ)さん。
「ダイソー樹脂粘土」の白に「イエローオーカー」を5分の1ほど混ぜたら、こんな色になりました。
色の濃さなどお好みで調節してくださいね。
「お団子」の半分くらいを手の平、半分を手首と見て、手首の側を回転させて絞って伸ばし、手の平側を平らにしました。
「手」を作る際の、難しいポイントは「親指を引き出す」事です。
軽く、他の指4本との分け目を入れて・・
親指の周りの粘土を「寄せて、上げて」、親指を引き出します。
前の動画「タッコング」のアタマを引き出した時と同じです。
さていつも「かぎ針」など手に入れやすい制作ツールを使っていますが、今回は「スパチュラ」という造形用のツールをご紹介します。
細かい作業にはやはり、専用ツールが重宝します。画材店などに置かれていますので、長く造型趣味を楽しみたい方は1本持っておくとずっと、複数の用途で便利に使えます。
手の平の内側から粘土を押して、指を伸ばしました。こういう使い方では「かぎ針」が便利ですね。
次は、プラスチックの「へら」で指の線を入れました(スパチュラでも可能)。適切な道具を使いこなすことで、作業の幅が広がってぐんと楽になりますよ。
指の線を入れる際のポイントです。「指の先」を線で分ける際、強く力を加えずに色んな方向から力を分散させて線を入れましょう。
伸ばした粘土は縮んでいきますので、なるべく縮む方向には力を加えたくないところです。
線入れの順序などは、動画をよく見てくださいね。
ここで、「手の自然な形」について考えてみましょう。
通常なら、ピンと伸ばしてはいずに、軽く内側に曲がっています。
この時、小指の側を多めに曲げてあげると、自然な形に近いと思います。
いつも、そういう意識を持って人形の手を作っています。
「ねんど人形の手」が、出来ました。
次は「おまけ」です。
怪獣「タッコング」の手。
今度は、親指を出す必要が無いのでとても楽です。
かぎ針で軽く3本指に分けて、「吸盤」の穴を入れたら・・
あっという間に「タッコングの手」が出来ました。
「動物の手」の場合は、「吸盤」もいらないのでさらに簡単ですね。
「手」は、ねんど人形制作ではいつも作りますから、しっかり覚えてくださいね。
動画3分53秒。