オオクニヌシのネズミ 出雲神話
新作2「オオクニヌシのネズミ」です。
出雲神話「因幡の素兎」で、稲葉のヤカミヒメと結ばれることとなったオオクニヌシは、嫉妬する兄神の八十神(ヤソガミ=たくさんの神)たちに何度も命を狙われ、死者の国に逃げ込んだ。
死者の国の主スサノオの娘スセリビメとも互いに一目惚れし夫婦となる、日本一のモテ神オオクニヌシ。
この葦原色許男(アシハラノシコオ=プレイボーイ 笑)め! とオオクニヌシにいくつもの試練を課すスサノオは、野原に一本の鏑矢を放ち、探してこいと命じた。そしてオオクニヌシが入った野原に火を放った。
火に囲まれたオオクニヌシの元にネズミが現れ、穴に導き、オオクニヌシは無事。また鏑矢もネズミが探してきてくれて、試練を乗り切ることができた。
来年2020年は日本書紀編纂1300年の年で、また子年。日本の神話にちなんだネズミを作成してみました。
>大分のお友達向け
今年の末12月30日の大分ガレリア竹町ドームでのイベント「こたつでポン!」で、この「オオクニヌシネズミ」をゲリラ制作して遊んでみるつもりです。動画も撮りましょう。楽しみだなあ。
>関東のお友達向け
横浜の戸部杉山神社には、狛犬ならぬ珍しい「狛ネズミ」がいます。このオオクニヌシのネズミ神話に由来するもので、境内には俳優の黒沢年雄氏が奉納した「大黒天(=オオクニヌシ)」像も鎮座しています。
「狛ネズミ」は手で回すとくるくる回り、その間に願い事をするのだそうです。来年関東を尋ねたら久々にお参りにいきたいですね。狛ネズミのお守りも欲しいです。