山を観るけふいちにちは笠をかぶらず
種田山頭火
昭和4年11月。三国峠から大分に入った種田山頭火。三重町から緒方、竹田、長湯から湯平、湯布院を歩き、玖珠、日田から中津、耶馬溪を抜けた。
霜をふんであんなの方へ
山を観るけふいちにちは笠をかぶらず
山の紅葉へ胸いつぱいの声
11月の15日(ちょうど今日ですね)、中津の深耶馬溪にていくつかの歌を詠んだ。
写真は、中津市の深耶馬溪「一目八景(ひとめはっけい)」(※)より。
※海望嶺、仙人岩、嘯猿山、夫婦岩、群猿山、烏帽子岩、雄鹿長尾嶺、鷲の巣山の八つの景色が眺望できることから、一目八景と呼ばれる。大分の代表的な紅葉名勝地のひとつ。