ねんどの素材解説(5)
ウッス!! オラ、臼!
ねんどの素材解説、新たに(5)。解説(4)で少し触れました「ニューパンド」と、新しく「木紛粘土」です。
「木紛粘土」
愛用ねんど「モデルマジック」に変わるねんど素材を探していて、前回までの解説一区切り(1)~(4)の各種樹脂粘土で、自分の作風に最も合った性能のねんどを見つけました。以前に作った作品を徐々に樹脂粘土に置き換えて制作しています。今回「さるかに合戦」の「臼」を作る際、樹脂粘土のプラスチック感が目立ち、モデルマジックにあった素朴な風味が得られません。
そこで、元々が木製の臼を作るのなら、本物の木を混ぜたらどうかと100均ショップダイソーの「木紛ねんど」を樹脂粘土に混ぜたところ、期待以上の効果が得られました。形の作り方によっては、木彫り人形のようにも見せられるかも。楽しそう。
様々な場面での応用も出来そうです。樹脂粘土よりも量がたっぷりなので、地面のベースにも使用してみました。あまり広い背景の場合、混ぜる樹脂粘土が勿体ないですから、混ぜるための素材も探してみましょうか。混ぜなくても良い位に、単体でも使い勝手の良い粘土ではありますが、作風的に「白色」で薄めたいところです。
木紛粘土はこの臼の色のダイソー「木紛ねんど」と、セリアの「木かるねんど」があり、セリアの方は木の皮の色に近い茶色(※)ですから、そこは使い分けが出来そうです。