ねんどと写真の講座 Vol.3


東京工芸大学厚木キャンパスにて、ねんど制作と写真撮影技法の臨時講師を勤めさせて頂きました。今回で3度目。お陰様でご贔屓にして下さって、光栄です。有難い事ですね。

真面目に講義していましたら、授業風景の写真を撮り忘れていて(それが当たり前ですよね 笑)、研究室教授よりパノラマ写真を分けて頂きました。講座の前半はねんどで作品制作、写真のこちらは後半「家庭用の蛍光灯を2灯使って、自作品を奇麗に撮影しよう」を解説しています。序盤は聞き慣れない専門用語がいくつも出てくるので、初心の人には少し入り辛いかも。でも実際に照明機材を動かしながら、光と影の変化を「体験」した事は、ちゃんと残りますよね。


前半用ねんど教材テーマ「ウマ」のサンプルです。いつもの樹脂粘土ではなく、誰もが子供時代に触った事のある油ねんどの「ほいくねんど」でサンプル制作しています。

製作の技法は各人自由でしたが、私流の技法として、「立体物をパーツに分解してデザイン制作し、組み合わせて完成させる」を解説させてもらいました。またこのサンプル写真は窓からの自然光だけで撮影していて、後半の「ライティング(写真照明)」の考えにも繋がる様にしています。

「人形の形をした静物写真」に絞った撮影法のレシピとして、案内や目次的に1枚のプリントに纏めて配布させてもらっていますが、授業後半の中での解説だけだと(前半の制作時間が押してしまったり)駆け足になる場合がありますね。後で復習出来る様に詳しいプリントのご提案がありましたが、今日の分だけでも詳しく書くと100ページくらい軽く超えてしまいそう・・。「人形写真」のハウツー本でも書いてみようかなと思いました。