豊後高田の鬼の石段 大日如来像
大分国東半島豊後高田の、熊野磨崖仏。
鬼が一夜で築き上げたと伝承される石段を登りきる手前に、巨大な不動明王と、大日如来像の姿が刻まれています。平安時代後期、日本最古・最大級の磨崖仏。
こちらは大日如来像。頭髪や装身具の特徴から、本来は薬師如来像であろうかともいわれるが不明、となっています。不動明王よりも百~二百年前に刻まれたものと推定されています。
鬼の石段の昔話に登場は赤鬼1匹ですが、お友達の青鬼もこしらえてみました。
熊野磨崖仏の不動明王と、大日如来像。
高さ8メートルの不動明王は、一般の不動らしい憤怒相ではなく、優しい慈悲の相が特徴。不動明王と対照的に、大日如来像は引き締まった表情をしています。高さは6.8メートル。