大友宗麟と、たれ耳お守り犬


’98(平成10)年より大分市内、大友氏遺跡~館跡の発掘調査が始まりました。第21代豊後領主・大友宗麟が愛好していたとされる茶の道具や、また海外輸入の陶磁器、 京都のものを模したかわらけ(素焼きの土器)他、様々な数多くの遺物が発見されています。

その中に、安産や多産を祈願した「犬のお守り」がありました。

遺跡近くにある大友氏遺跡体験学習館にて、出土したというお守り犬の土人形を拝見したところ、なんと「たれ耳」というキュート過ぎる特徴があるではありませんか。これは、ねんど人形にするしかないでしょう(!)。・・というわけで、「大友のたれ耳お守り犬ちゃん」を作ってみました。


「大友のたれ耳お守り犬ちゃん」そろい踏み。大きいサイズのものが、8センチ強。大友宗麟と並んだショットはこの大きさです。

小さな方は6センチ強の、ワークショップサイズ。樹脂粘土だけで制作すると、この大きさが最も作り易い様です。これより大きく作る時は、ハーティクレイ他の軽量ねんどなどを混ぜると良いでしょう。


たれ耳の形を、誰でも簡単に作って貰える様にするには・・考えながらやり方をいくつか試行錯誤しています。これが現在の最新バージョン。犬アタマは口の形などを意識して作りましょう。ネコアタマの造型に比べて、難度はやや高めです。

わんことネコの、比較画像。何とか違いが出せているでしょうか?