展示会「おおいた わくわく怪獣ランド2024」神話の怪獣ヤマタノオロチ、ヨモツシコメ
日本神話の怪獣2の1 ヤマタノオロチ。
八つのアタマと八つの尻尾を持ち、体は山のように大きくお腹は血のように赤い。
写真背景は島根県雲南市にある古代の製鉄場「菅谷たたら」。映画「もののけ姫」の舞台であるたたら場のモデルとされている。
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展示会「おおいた わくわく怪獣ランド2024」に出展。8月24(土)・25(日)。OPAM大分県立美術館。今年の特別展示テーマは「神話・伝承と怪獣」、私は「おおいた怪獣7(セブン)」と題して豊後大分に伝承の怪獣を7体と、出雲神話の怪獣などをねんど人形・写真・映像で紹介します。
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ヤマタノオロチ神話終盤で、退治したオロチの尻尾から「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ=後の草薙剣)」が出てくる場面は、銅剣から鉄剣へと武器の移り変りがあった技術革新の時代の、象徴・反映なのだろうかと想像されます。またオロチのお腹が赤いのは鉄分が、多く含まれた斐伊川の川底の鉄錆の色の反映でしょうか。
・・2011年の初代オロチはお腹の色を迂闊にもグレーにしてしまい、その後2015年にお腹の赤いVer.2のオロチを制作。展示会ではVer.2オロチを展示します。デカくてまだ写真にしていませんが、いつか出雲ロケに伺いたいものです。
Ver.2のオロチデザインはこんな↑感じ。私の人形の中では一番デカくて迫力なので、会場で実物をご覧になって下さいね。
黄泉の国(死者の国)まで妻イザナミを迎えにいったイザナキは、死者となり変わり果てたイザナミの恐ろしい姿を見て逃げ出した。
「あなたは私に恥をかかせましたね」
怒ったイザナミは、黄泉醜女(ヨモツシコメ)というゾンビのような妖怪らにイザナキを追わせた。
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写真はヤマタノオロチと同様これも2012年のものなので、その後イザナキ、イザナミ、ヨモツシコメ全てVer.2に作り直しています。展示会場でご覧になって下さいね。
黄泉醜女と書いてヨモツシコメ。
醜女(しこめ)とは文字通りの意味もありますが<霊力の高い女>を指す、とも何かで読んだことがあります。黄泉の国の側の巫女さんみたいな立ち位置の存在なのでしょうか。日本の妖怪の元祖といえなくもない、のかも。
神話だと鬼婆やゾンビのような姿のようですが、子供たちに親しんでもらえるようちびっ子妖怪風の見た目にアレンジしました。