モデルマジックとモデナ
これまでの作品制作には、モデルマジックという軽量ふわふわ粘土を使用しています。
数年前にねんどのコミュニティサイト等でさまざまな作品を見て、その時に目にとまったものが全てモデルマジック製のものでした。和菓子のような柔らかな質感と、表面の仕上がりの綺麗さが気に入り、そこから粘土作品制作を始めました。
でもさすがにひとつの粘土で万能な性能というわけでもなく、湿気に弱い、モロくて壊れやすい、日本で売っていない(笑)、などの弱点はそれなりにあり、モデルマジックの弱点を補えて、出来上がりの見た目が少しでも近い粘土は何があるだろうかと探してはいました。
今回初めて、モデナとモデナカラー、モデナソフトをテストしてみました。フェイクスイーツなどで人気の高い粘土なのですが、どうやらお人形にも使えそうです。左の空色のネコがモデルマジック、右の黒猫がモデナで作ってみたもの。
モデルマジックが和菓子の風合いなら、モデナはキャラメルをこねるようなハンドリングでしょうか。
右のモデナ黒猫の方が、見た目に若干のキャラメル的なツヤがあります。原材料はモデルマジックと同じ澱粉のようですが、キャラメルぽい分だけ出来上がりが丈夫で、耐水性もあります。
その時々の制作の目的に応じて、またひとつの粘土作品でも、パーツや場面ごとの必要性によりモデルマジックとモデナで使い分けられそうです。