個展 渡邊和己 人形と写真展「大分の昔ばなし」最終週人形入替
1か月間の個展 渡邊和己 人形と写真展「大分の昔ばなし」も最後の週になりました。10月18日(金)まで。
ラストに展示の昔ばなし人形は~
「高崎山のサル酒」大分市
「甚吉物語」大分市
「大島与衛門ぽんぽこりん」臼杵市
~の3話です。
今月91歳を迎える母と。さすがに1人で家に置いておくと心配なので、人形入替の際は毎週連れてきてました。
大分県庁新庁舎は、この議会ロビーなど含め、30年近く前の新築完成時にパンフレットの撮影を担当させてもらった思い出の場所。そうか、その頃は母が現在の私の年齢位だったのだ。建物と、私と母との歴史の一コマ。
先週の展示は~
「鬼八伝説」大分市
「八幡竈門神社の三本指の鬼」別府市
「熊野権現さまと鬼の石段」豊後高田市
~でした。
さらにその前週は~
「浦島太郎伝承と黒ヶ浜の椎根津彦」大分市。
大分の方言は、所謂九州弁ではなく岡山や広島などに近いです。
ほんの150年前まで、最も早い交通の手段は船。大分は山で隔てられていたため北九州文化圏ではなく、瀬戸内海文化圏なんですね。
最古の日本昔ばなし浦島太郎の原型のひとつともなったシイネツヒコとは、神話の時代に瀬戸内海を仕切った海賊の大親分だったのではなかろうかと想像しています。なのでカムヤマトイハレビコ(後の神武天皇)の東遷も、瀬戸内海を進むにはシイネツヒコの協力を必要としたし、神武即位~ヤマト建国の翌年にはシイネツヒコは初代の倭国造となった。
シイネツヒコは大分の出世頭ともいえます。