制作中 おサルとカニと商人 2


制作中の大分の昔ばなし新作「高崎山のサル酒」。

「おサル」と「カニ」と「酒売りの商人」が大方出来て、大分市の田ノ浦ビーチにてロケハンとカメラテストです。奥側の山が、高崎山。本番の撮影は、芝生などの緑が綺麗な5月辺りを狙ってみましょうか。


さて上の2カットで、似通った感じの絵になりました。おサルのポージングをもう少し工夫して、また下のカットにはカニも入れ込みたかったですが、「地面」として作ったベースの三脚への固定が上手くいかなくなり、このカットのみで取り敢えず撤退。ベース固定の道具はずっと手づくりで頑張ってはいたものの、限界が来たようです。

ネットで三脚テーブルを探すと、安くなっていたので新たに購入し、明日には着く予定。三脚テーブルは昔からある撮影ツールですが結構な値段がしていたので、買い物には二の足を踏んでいました。

ノートPC、タブレットが普及したおかげで需要が広がり、かなり安くなったようです。ベースの問題はこれで解決でしょうか。軽快に撮影するにもたくさんのツールや工夫が必要ですね。


小さい範囲の撮影は情報量が少ないので、少し楽ちんです。


おサルが酒の泉の岩を案内するところ。岩は初めこの4倍くらいのデカい岩を作り、次第に小さくしてこれが3バージョン目なのですが、もう少しデカくて良かったかも。酒部分を透明粘土で作っていますが、まだ乾いていないので透けておらず、白いです。

砂浜にあった流木を利用して、背景に高崎山が見えるように人形を配置。さすがに自然流木がデカすぎて撮影に使いづらかったので、手頃な流木を買いそろえておこうかな。こういう時のために。


さてカメラの方でも気になることがひとつ。フジのX-T3を使用していますが、もしかしてレンズが青いだろうか・・?

2019年までもS5Proというずっとフジのカメラを使っていて、そちらはボディがニコン製なので、レンズもニッコールレンズです。一昨年からT3、T30、S10を導入し、レンズもフジノンレンズを使い始めて時たま色合いのクセが気になる時があります(レタッチで戻すのは果てしがなくて苦手です)。

特にこういう晴天時。一昨年の春に桜の下で「吉四六さん」人形を撮影した時に、昔のフジのレンズの青さを思い出しました。

四の五カメラを使った四半世紀前に、青空の下、桜の撮影でフジノンレンズの目立つ青さに桜も色あせていて困った覚えがあり(ドイツのシュナイダーレンズは高嶺の花でした。またスカイライトフィルターの使用も、人工の色味を足す感覚がお好みでない)、あの時の青さと同じだなあ。・・同時期に使用のマミヤ67と645、ニコン35ミリレンズのニュートラルさと比べて、本当に青い。

幸い、S5Proでの愛用ニッコールレンズが使えるマウントアダプターが入手できたので、次は同じ条件下で、フジとニコンのレンズでテスト撮影してましょう。


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