黒岳の怪物ヤカン太郎 新作ねんど人形


庄内町阿蘇野地区にあった半鐘が、ある時盗まれていた。それからほどなく、黒岳に怪物が現れるようになったという。

村の漁師たちが怪物に矢を射ても「カーン、カーン」と跳ね返してしまうので、怪物は「ヤカン太郎」と呼ばれるようになった。

氏神様の加護を得てついに怪物を退治すると、そこには1匹の年老いた巨猿が頭に半鐘をかぶって倒れていた。

.
大分版ご当地「ウルトラQ」とでもいうべき昔ばなしを見つけ、さっそく人形にしました。大分合同新聞社刊「大分の伝説」の下巻より抜粋して再話。

特撮好きの私を待ってくれていたかのような昔ばなしです。といっても、この本を含めて大分の民話伝承の資料は図書館で何度か読んでましたが、今頃このお話に気がつくとは・・。

庄内町黒岳の原生林は、私の若手カメラマン時代の修業場みたいな場所でしたので、何かこの場所に合う昔ばなしはないものかと目を光らせていた筈なのに、不思議です。

.
こうした写真を撮影する時は「木漏れ日」のライティングを楽しみたいので、本来は天候が安定するまで待ちたいところですが、我慢できずに悪天候下ロケハン兼ねて強行してきました。なので、とりあえず1カットだけ 笑。

良い背景をたくさん探したので、また近々いってきます。

.
あ、人形が手に持っている武器は、特にこの昔ばなしとは無関係ですが某キングおサルさんへのリスペクトです。

.
なお、原生林入り口で待ってくれていたリーフは、30年前の私の写真でした。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください