ねじ式/つげ義春 ねんど人形 制作中
「ねじ式」つげ義春 より
自分の「塗り」がやれるようになったら、真っ先にこれを作りたいと10年前から思ってました。
テストを兼ねての製作は、自分の好きなものを作るのが一番ですね。
こういった短くて複雑な髪型は、色違いのねんどで髪パーツと顔パーツを分けていた、これまでの作り方ではさすがに無理です。
写真であらためて見てみると、ちょっと短髪すぎただろうか。作業中に末端からゆるく縮んでくるので、それを見越して大げさ目に作っておくのがコツですが、割と難しいのです。
顔の角度によってはギリギリ大丈夫かな? 樹脂粘土での造形は「盛り・削り」は出来ません。でもそのかわりに表面がとても滑らかに仕上がるので、やすり掛けなどの苦行(笑)が不必要になります。
どういったコースで、どのようなものを作りたいかは、各人の好みですね。
アタマ、上半身に続いて、ズボンも制作。ねじ式くんが歩いてくる感じに作れたでしょうか?
ズボンの上のお腹のお肉は若干たるんだ感じに。自分なりのこだわりポイントです 笑。
3月13日(土)。今日はここまで。
3月15日(月)
実際のマンガと見比べていると原作は鼻がわりとブタ鼻なので、鼻だけ新規に作り直し。ほんの少しデカ目ですが、3~4日分ほど先に乾いてきているアタマに比べてこれから縮んでくるでしょうから、様子を見ながら他のパーツ制作にかかりましょう。
各パーツをケースに入れてなるべくゆっくりと乾かしながら、ねんどのコンディションの様子を見つつ、細かい部分をメンテナンス。その間に足首も制作。
ねんどの重さがモロにかかってくる足首は、他のパーツよりも早く乾いてほしい。
なので足首パーツだけは、ケースに入れずに一晩乾かしました。立ち姿も上手く決まりそうです。
立ち姿のバランスが決まったら、ようやく腕を制作。
全体のバランスも良い具合でしょうか。この後は、またケースでゆっくりと乾かしながらメンテナンス。またゆっくりと乾かす・・の繰り返しです。
「塗り」にかかれるのは、ここから1ヶ月ほど十分に、完全に乾かしての後になるでしょう。
もしかしたらその間にアタマパーツをもうひとつ作ってみるかもしれません。今回は趣味のものなので、のんびり楽しんでいきましょう。