塗りのテスト 2
ウルトラマンや、和服など表面に複雑な模様があったりする人形を作ろうと思うと、私のいつものねんど造型法だけだとさすがに無理があり、形を作った後に「塗り」の工程が必要です。
ねんど人形に合った「塗り」を見つけられなくてこれまで避けていましたが(でもたまにテストはしてました)、そろそろ本格的にテスト。どうやら普通の「色鉛筆」にたどり着きました。
この中で最後に塗った中央のウルトラマンの、胸の部分はまだベタ塗りぽくて。自分の目標にしていた塗りとは違いますが、最後に塗ったズボン(ではないけれど 笑)をハッチング風に細かく塗ってみたら、どうやら肌理の印象など望みのものになってきた気がします。
私の「塗り」の芸風は、この感じがベースにになるかも。
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ねんどをこねる作業の際は、いつも動画をBGVで流しっぱなしにしています。最近ネットでまとめ配信されている「宇宙兄弟」に感じ入ってしまったので、右は宇宙飛行士を作ってみました。赤いラインの塗りが、まだいけてない。
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モノ作りには 失敗することにかける金と労力が必要なんだよ
いい素材を使ってるモノがいいモノとは限らねえんだ
だけど 失敗を知って乗り越えたモノなら それはいいモノだ
本気でやった場合に限るよ 本気の失敗には価値がある
自分で気付いて動き出さない者に かけてやるやさしい言葉などない
できることから習慣づけないとダメだ・・
できない者が頭の中で「できるできる」と連呼したところでそれは何の経験にもならん
バカげてると思うか? 茶番だと だがこれをやるのが今のお前の現実だ
受け入れろ 大事なのは”できる”という経験を得ること
「宇宙兄弟」作中の台詞より
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私も、子どもちゃん相手にワークショップの時は「できる体験」をさせてあげようと考えています。はじめ恐々だった子どもちゃんが自信満々の表情で帰っていくのを見るのが、とても楽しい。
・・古本でコミックス揃えてみようかな。
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油すましやからかさお化け人形は、塗りを使わない方が正直楽に作れますが、テストをするならやっていて面白いものを題材にするのが気持ちが良いですね。
真ん中のからかさお化けは5,6年前に、ワークショップ初心者向けにぎりぎりまでシンプルにデザインしたもの。「塗り」を使うとすれば、下駄の鼻緒ですね。従来の製作法に、少しだけ新しい技法をプラスしていくやり方が良さそうです。