BVNGO大友小芝居 第1話「禁句」
マンガ背景/大友氏館跡庭園
大友氏館跡庭園という、自分にとって絶好の写場が今年オープンしたので、BVNGO大友ねんど人形を使った4コママンガ風動画のネタを10本ちょいほど思いつきました。
始めは全コマ人形を使った実写特撮にしようとしたのですが、現場で1人で作業するには果てしなく辛く大変過ぎるのがつくづく分かってもう懲りたので 笑、マンガ部分は本当にマンガにして、イメージ写真をワンカット添える感じに方向転換。
そのうちいけそうであれば、マンガ版を絵コンテ代わりにして実写版にもまたチャレンジしてみましょう。
第1話イメージカット「お楽しみはこれからじゃ!」
昔の物語の登場人物をキャラクター人形にする際、対象への「敬意」と「好意」をとても大切にしています。
キャラクターを徹底的に調べることから始めますが、大友宗麟公の場合はまず飛び込んでくる悪評の酷さに戸惑いました。ですがもっと深く調べていくと、悪評のほとんどは宗麟公の没後かなり後になってのもと分かります。
要は、豊後大友氏は改易され滅びたがとてつもなく名のある有力な大名(※)だったので、恰好のネガティブキャンペーンの的だったということでしょう。
(※)16世紀西洋の世界地図などには、九州全体が「Bungo」、「BVNGO(ラテン語)」と記されているほど。
これから十年後の2030年は、大友宗麟公生誕500年の年。お家が滅びたからとはいえ、1人の人間が500年もネガキャンされ続けるなんて可哀想ではありませんか。
なので、500年後の豊後大分の後輩の私は自分の得意な形で宗麟公を応援することに決めました。お楽しみはこれからなのです。