浦島太郎伝承と佐賀関黒ヶ浜のシイネツヒコ/ねんど人形昔ばなしの旅 写真とテキスト 大分市
AM6:52 黒ヶ浜 大分市佐賀関 2020年10月20日(火)
蛇紋岩という黒い石で美しく覆われた渚
日本神話に登場するこの地域の国津神シイネツヒコは「速吸門(はやすいのと=豊予海峡)より亀に乗って現れた翁の姿の神」ということから、浦島太郎伝承の原型のひとつとされる
椎根津彦神社
神武東遷神話にてカムヤマトイハレビコ(後の神武天皇)の船団が日向国を出立し、瀬戸内海の入り口・豊予海峡に入ると
シイネツヒコが出迎え海の道を先導した
やがてイハレビコがヤマトの国を建国しシイネツヒコは最初の倭国造となった
地元伝承の系図にはシイネツヒコとイハレビコはいとこ同士であると記されている
椎根津彦神社より見た南側佐賀関漁協方面
佐賀関半島突端より豊予海峡
FUJIFILM X-T3
XF16-55mmF2.8R
F11オート
現像後パノラマ加工
高島(大分市)
佐田岬(愛媛県伊方町)
牛島(大分市)
権現礁(ごんげんべい 大分市)
権現礁という暗礁地帯でシイネツヒコが案内するイハレビコ船団の動きが止まった
海底を見ると大ダコがイザナキノミコトの神剣を大事に守っていた
「大分市子ども風土記」より/写真
この権現礁の海底洞窟が竜宮城に繋がると伝えられている
イハレビコは神剣を佐賀関の地に奉納しこれがご神体となり早吸日女神社(はやすひめじんじゃ)のはじまりとなった
「大分市子ども風土記」より/写真
早吸日女神社の鬼瓦
竜宮城
浦島太郎
「早吸日女神社の浦島太郎の鬼瓦と桜」(2017)
FUJIFILM S5Pro
Nikkor ED80-200mmF2.8D
F3.5 +1/3オート
黒ヶ浜の波の音(おまけ)
黒ヶ浜の波が寄せて引く時に蛇紋岩の小石がまるで碁石でも洗うようにカチカチと音を立てるのが楽しい
(動画は下のリンクからご覧ください)
FUJIFILM X-T3
XF16-55mmF2.8R
F13オート
動画「浦島太郎伝承と佐賀関黒ヶ浜の椎根津彦/粘土人形日本昔話の旅 大分県大分市 椎根津彦神社 早吸日女神社 豊予海峡 豊後水道」