BVNGO 大友物語 撮影中

昨日9月末の午前中、ようやくお日様が顔を出してくれたので、さっそく「BVNGO 大友物語」〜大分市子ども風土記リーフレット用の撮影に出てきました。

大友宗麟公と、フランシスコ・ザビエル。大分駅北口にある、16世紀の世界地図の上で。

地図上の日本の場所を見ると、九州には大きく「BUNGO」と記されています(※)。豊後大友氏の盛んな海外交流と繁栄を伺い知ることができます。

(※)ヨーロッパ最初の日本地図「ティセラ日本図」では、九州全体がラテン語の大文字で「BVNGO」と記されている。


大分駅北口、大友宗麟公像の前で。

愛に満ちた平和の国「MUSICA(ムシカ)の国」建設を夢見た大友宗麟ですが、志半ばで病に倒れました。

「MUSICA(ムシカ)」とは、ポルトガル語で「音楽」の意。戦国時代にあって戦を好まなかった宗麟公らしく、儚くて美しい言葉を選ばれました。


フランシスコ・ザビエル。

こちらは数日前に晴れた時に、西大分田ノ浦ビーチにある南蛮船・カピタン号の船内で撮影。

それにしても、6月初めからロケハンと撮影を始めて、えらく時間が経ってしまいました。10年前、最初のねんど人形写真「2009横浜開港150年 おでかけぺるりさん」を作った時、人形の完成は5月の末、横浜人形の家での展示会開催が7月の18日だったのが、毎日早起きしてお天気とにらめっこしながら、ついに撮影ができたのが7月15日。

あの時の1ヶ月半は本当にじりじりしましたが、今回の異常気象もすごかったですね。4ヶ月近くも経ってしまった。まあでも先月吉岡妙林ちゃんを撮影した際、熱中症で寝込んでしまったので、昨日は真夏も終わって割と涼しい環境で撮影できましたし、まあよしとしましょうか。

さてこれで「BVNGO 大友物語」写真もほぼ揃ったし、リーフレットのデザインとテキストにかかれます。もう一息、気張りましょう。