みそぎ池 阿波岐原 宮崎市


筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原(ちくしのひむかのたちばなのおどのあわきはら)に〜

・・と、祝詞で聞かれる阿波岐原(宮崎市)にある「みそぎ池」です。

小学校の修学旅行以来、初の宮崎。‥せっかく大分に帰ってきているので、すぐ隣の高千穂神話の里にもなるべく足を運びたいのです。車であちこちロケハン日帰りは少し疲れましたけれど、メインの道路が少しわかったので、次からは楽でしょう。みそぎ池のすぐ隣にシーガイアがあるんですね。


出雲神話「黄泉の国」で、亡くなったイザナミと別れて死者の国から地上に戻ったイザナキが「禊ぎ」をおこなったのがこのみそぎ池といわれています。

みそぎの最中にイザナキからたくさんのヤオヨロズノカミが産まれ、最後に左目を洗うとアマテラス、右目を洗うとツクヨミ、鼻を洗うとスサノオの「三貴子(さんきし、みはしらのうずのみこ)」が誕生した。


ちなみに、日本書紀では禊ぎははじめ鳴門海峡で〜次に豊予海峡でおこなわれようとして、海の流れが早すぎたので諦めてこの阿波岐原になったとあるそうです。その時に豊予海峡で落っことされた剣が、佐賀関で宝剣タコが守っていたあの剣ですね。

・・ということは、写真ではイザナキの腰の剣を取っておくほうがよいのかも。

みそぎ池は睡蓮の名所でもありますので、花が咲く頃は、きれいな写真になるだろうなあ。太陽の位置が今よりも真上に近いでしょうから、その時は光の使い方には一思案ですね。

睡蓮の葉っぱも思い立ってみそぎ池の駐車場で急遽作ったので(笑)、足台も茎に見えるように細めのを作りましょう。