目次 ねんど古事記

国産み ねんど古事記の1

黄泉の国 ねんど古事記の2

岩戸開き ねんど古事記の3

ヤマタノオロチ ねんど古事記の4

因幡の素兎 ねんど古事記の5

国譲り ねんど古事記の6

天孫降臨 ねんど古事記の7

海幸彦・山幸彦 ねんど古事記の8

神武東遷 ねんど古事記の9


ねんど人形写真と「神楽」の写真で、記紀日本神話を解説します。

2017、2018年に講演させていただいた「大分県と日本神話について」の内容を、web向けに改稿しました。講演の動画を文末にリンクします。また、講演当時にはまだなかった新作の神話人形が増えましたら、ページも写真も徐々に更新していくことにします。


上記は、ねんど古事記の目次です。講演では初めにご挨拶と自己紹介がありますので、以下に転載しています。とばして「国産み ねんど古事記の1」へは、次のリンクからどうぞ

国産み ねんど古事記の1へ


■「大分県の中の神話・伝説について」講演(2018)での、ご挨拶と自己紹介

皆さん、こんにちは。ねんど人形写真の渡邊和己と申します。

地域に伝わる伝承の物語を題材に、登場するキャラクターをねんどで人形にしまして、実際の伝承地を背景にして写真作品を作り、地域おこしに役立てるという活動をしています。

こちらは、佐賀関の高島と、カムヤマトイハレビコノミコト〜後の、神武天皇です。

この神話の場面と物語の由来を後で詳しく説明させてもらいますが、まずは、自己紹介させてください。


大分市の出身で、大分の印刷会社で広告写真のカメラマンをしておりましたが、2002年から昨2016年まで横浜でフリーカメラマンとして働いていました。

下の段は、2009年に初めてねんど人形写真を発表しました、横浜の「おでかけぺるりさん」という作品です。横浜開港150周年祭で、横浜人形の家にて出展しました。

地方のカメラマンは、何でも撮影できる何でも屋カメラマンが求められますが、中央だと逆に、何か一つ、他の皆が持っていない特技が求められます。私の場合は、ねんどで人形を作ってイメージ写真作品を作ったところ幸いそれがウケてくれまして、それで、こういう現在の仕事をさせていただくようになりました。お陰様で、中央で幾つかの実績も出来て、去年の夏にふる里大分に帰って来ることができました。


こちらは、2012年に古事記編纂1300年「神話博しまね」という大きな催しがありまして、その時に、私の人形と写真を大抜擢していただけました。この時にですね、古事記を子供向けにアレンジして伝えたいと思い、こんな風なデザインを色々と考えました。

こちら、ヤマタノオロチならぬヤマタノコロチと言いまして、神話博のねんどワークショップで、4ヶ月で子供達が1483匹作ってくれました。

この仕事以来、日本の神話が私のライフワークとなりました。今日のような発表は2012年からずっとやっていきたいと思っていた事ですので、故郷の大分で実現してとても喜んでいます。

今日はですね、こちらに持ってきました神話のお人形と、写真の映像を通して、日本の神話をおさらいしましょう。お話の大部分の舞台は、大分というよりも出雲や高千穂なのですが、後半、大分が関わる重要なエピソードも幾つか出てきます。



またもうひとつ、’96〜2000年まで大分県庄内神楽カレンダー写真の撮影をさせていただきました(※)。

お神楽の内容というのは、こちらスサノオノミコトのオロチ退治(阿蘇野神楽座)ですが、「日本の神話」なのですね。

関東にいる間も、江戸の里神楽など幾つか写真を撮りためていますので、今日は人形の他に、お神楽写真も交えて神話物語をご紹介いたします

(※ この時の「大分県庄内神楽カレンダー」写真は、あれから20年以上たった2019年の今現在も、由布市と、大分県のサイトで使ってくださっています。カメラマン冥利に尽きますね)

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■大分市での講演動画 ねんど古事記「大分県の中の神話・伝承について」