100均樹脂粘土のテスト
100円ショップダイソーに樹脂粘土が置かれる様になったので、テストしてみました。いつも愛用の粘土はモデルマジックという澱粉粘土で、これなしに私のねんど人形写真はあり得ない好素材なのですが、日本で売られていないという致命的な欠点があります(笑)。たまにこうして、他の素材も試してみましょう。
感触としては、パジコのモデナに近いと聞きます。モデナは以前一度テストしましたが、キャラメルの様な質感で、形は作り易かったです。
モデナのテストのページ 1
モデナのテストのページ 2
ダイソー樹脂粘土は、モデナの肌理を荒くして若干べちょべちょにした感じ、でしょうか。材質に酢酸ビニールエマルジョンとありますが、その通りビニールを溶かしている様な感触ですね。べちょべちょといっても、非常に乾きが早くて作業時間が短いモデナと比べて、その分ゆっくりと造型が出来ました。逆に、しばらく乾かしながら適度な固さになるのを待てる程(といっても、どちらもロットにより違いもあるかも知れませんが)。
肌理の粗さについては、粘土の戻りがかなり強くて細かな凹凸はある程度諦めた方が良さそうです。モデルマジックもモデナも、粘土の戻りを利用して柔らかみある形と表面を作っていきますが、そこはそれぞれの粘土の癖を掴んで使い分けます。
左から、作ってみた順に(1)、(2)、(3)、(4)とします。
(1)妖怪油すまし
グリーン、イエロー、レッドに、白を混ぜて緑色を作っています。乾くと色が濃くなる、と色んなサイトで読んだので薄めな色にしましたが、予想以上に黒くなりました。
(2)妖怪から傘
明るい色合いのものだと、乾いた後の色の沈みはほぼ気にしなくとも良さそうです。もうちょっと大きめに作っても良かったですね。最後につけた手があまり小さくなっていなくて、少しアンバランス。後で作り替えましょう。でもこの手のつき方は、これまでの脆いモデルマジックではすぐに壊れてしまうので不可能な事でした。
(3)ニンジャ
色が暗くなりすぎない様に青を作りましたが、ぎりぎり良い感じでしょうか。
(4)カッパ
グリーンは一番良く使っている色なので、自分のグリーンを早いとこ掴んでおきたいです。初めの油すましより相当に薄いグリーンにしたつもりでしたが、殆ど変わらず。
大きさは、一番大きなニンジャで、7.5センチ。から傘で4.5センチ強でした。今回のレポートはこの辺で。