馬橋稲荷神社例大祭 2011年9月11日
2011年9月11日。江戸の里神楽を撮影に、馬橋稲荷神社の例大祭を訪ねました。
「天孫降臨」
伊勢の国津神猿田毘古神(くにつかみさるたひこのかみ)が天孫邇邇藝命(てんそんににぎのみこと)の行列を迎えようと待っている所へ行列の先駆けとして小者がやってくる。互いに相手を行列の邪魔をするものと勘違いをし争いになり、小者は破れて逃げ帰る。小物の話を聞いた天宇受売命(あめのうずめのみこと)が猿田毘古神に会うと互いに誤解と分かり無事行列を迎える。邇邇藝命は2人に夫婦になるよう申し渡し、二人は神前で相生いの舞いを舞い、やがて行列は猿田毘古神の先導で出発する。
「菩比神使(ほひのしんし)」
大国主命の許へ高天原より天之菩比命(アメノホヒノミコト)が使者として参る。対応に出た建御名方命(タケミナカタノミコト)に「この中津国は天津神が統治すべき国であるから速やかに献上する様に」と伝える。
愕然とした建御名方命は「父、大国主と相談しなければ」とひとまず休息するようにと部屋へ案内する。従者と相談した結果一計を案じ酒肴の用意をさせ、改めて菩比命を迎え「仰せの通り国土献上の儀承知いたしましたが、就いては二心無き証明に一献差し上げたいが如何か」と酒を勧める。
天之菩比命は一度は辞退するがたっての勧めに相手の心証を害てはと承知する。建御名方命の計略とは露知らず、ついつい盃を重ねてしまい、追い打ちをかける様に舞を所望され仕方なく舞い始める。次第に酔いが回り、ついにはそこに寝込んでしまい、建御名方命は得たりと従者共々切り掛かる。
互いに凌ぎを削る切り合いになるが、菩比命は酒の酔いも手伝いついに力尽き太刀を打ち落とされてしまい、使者としての任務を果たせず逃げ帰る。
「神剣幽助(しんけんゆうじょ)」(「小鍛冶」ともいう)
帝より刀鍛冶三条宗近の許へ御剣を打って献上する様に勅命が下る。立派な刀を打つため身祓をし、稲荷大明神に祝詞を献上すると稲荷大神が現れ向こう槌を打ち、その御加護により見事に剣を打ちあげ「小狐丸」と名付けて帝に献上する。
「天孫降臨」
相生いの舞い
猿田毘古神(さるたひこのかみ)
天宇受売命(あめのうずめのみこと)
お神楽の合間に猿回しがありました。
自分の身長の倍の高さを軽々とジャンプ!
「菩比神使(ほひのしんし)」
建御名方命(タケミナカタノミコト)と従者の企み。
高天原よりの使者を迎える、建御名方命(タケミナカタノミコト)。
大国主命の許へ高天原より使者として参った、天之菩比命(アメノホヒノミコト)。対応に出た建御名方命(タケミナカタノミコト)に「この中津国は天津神が統治すべき国であるから速やかに献上する様に」と伝える。
建御名方命(タケミナカタノミコト)の従者。
建御名方命(タケミナカタノミコト)の従者は、軽妙な踊りで使者・天之菩比命(アメノホヒノミコト)をもてなし、酔わせる。
高天原よりの使者・天之菩比命(アメノホヒノミコト)に、一計を案じ酒を勧める建御名方命(タケミナカタノミコト)。
酔いつぶれた天之菩比命(アメノホヒノミコト)を、建御名方命(タケミナカタノミコト)が襲う。
「神剣幽助(しんけんゆうじょ)」(「小鍛冶」ともいう)
帝より刀鍛冶三条宗近の許へ御剣を打って献上する様に勅命が下る。立派な刀を打つため身祓をし、稲荷大明神に祝詞を献上すると稲荷大神が現れ向こう槌を打ち、その御加護により見事に剣を打ちあげ「小狐丸」と名付けて帝に献上する。
刀鍛冶三条宗近
馬橋稲荷神社。一の鳥居。本殿までに三つの鳥居をくぐる。
二の鳥居。昇龍・降龍が刻されている石造りの大鳥居は、品川神社、宿鳳山高円寺境内の稲荷社の石鳥居と共に、東京三鳥居と呼ばれている。
二の鳥居。降龍。
三の鳥居前のお稲荷さん。