ザ・ムーン/ジョージ秋山 少年サンデー 昭47~
1999年06月09日
ザ・ムーン/ジョージ秋山
私はマンガ好きで、かなり重度なマニアではあるが、”コレクター”ではないのです。
大分市内のどこか(場所は伏す)に古本の元締めみたいな人がいて、その人のところに行けば私の探しているマンガはたいてい見つかる。
その人は古物商をされているが、マンガが好きな方なので、私の欲しいマンガを尋ねると「あるにはあるが、これは売りたくない」というケースも当然ある。
「ザ・ムーン」もそんなマンガのひとつだった。私は小学生の時に親戚の兄ちゃんの部屋で読んでいた思い出があるので、とても欲しかったのだが、本は大事にしてくれる人のところにあればそれでいいと思い、そんな時に無理はいわない。
ところがその後、何ヶ月かして、あるコレクターが強引に自分のものにしてしまった。「ザ・ムーン」連載時にはまだ生まれていなかった年代の人だ。おそらく「ジョージ秋山の古いマンガ。しかも『サンコミックス』」という程度の知識だけ持っていて、作品そのものへの思い入れも何もあろうはずがない。
私のこだわりは時に馬鹿馬鹿しくも感じるが、自分なりの美学だとは思っている。
好かん! コレクターは、好かーん!
ザ・ムーン/ジョージ秋山 少年サンデー 昭47~