油すましのアタマの作り方【脱!初心者向け 樹脂粘土】ねんどHOW TO動画


水木しげる先生の妖怪「油すまし」のアタマを作ります。

「かぎ針」を使って、粘土に線や絵を描く感覚を覚えましょう。

材料は「樹脂粘土」左側の「お団子」の大きな玉が「アタマ」、小さな玉が「鼻」のパーツ用です。


鉛筆のキャップで、目の位置に軽く印をつけました。

人形制作のツールに使えそうなものは、何でも使います。日ごろから目を光らせています。

鉛筆キャップの跡を目印に、かぎ針で目の線を描いていきます。

かぎ針は粘土に立てずに「寝せて」「薄く軽く」「引いて」線を引きます。

樹脂粘土の「縮む」性質を活かして、指でなめして線の彫りをゆるくしています。


今回は初め小麦ねんどで作例を作ろうとしましたが、かぎ針で線を描くのは滑りが良い樹脂粘土の方が扱いやすいです。

初心者向けの過去の作例で造型に慣れたら、樹脂粘土にもチャレンジしてみてくださいね。


さて前回の「臼」と同じく、「口」の線入れは「鼻」パーツをつけた後にしたい。

私はその方が、口の位置を決めやすいです。


「俵型」にした鼻パーツをつけ、形を整えます。

「鼻の穴」を入れることで鼻の下側が広くなり、自然な形になります。

ここは動画をよく観て、コツを掴んでくださいね。


油すましというより何だか仮面ライダーぽいと思ったら、水木しげる先生特有の「寝ぼけまなこ」をまだ入れていませんでした。

仮面ライダーのアタマもそのうちやってみようかな。

鼻がついたので、口の位置を決めます。前回同様、真ん中と端っこに軽く印をつけて・・。


線を引く方法。寝せたかぎ針を引く描き方と、粘土を持った方の手を動かすやり方を使い分けています。

動画を観察してくださいね。


樹脂粘土の「粘り」「戻り」を利用して、線は「薄く」「軽く」「重ねて」引きます。

そうすることで、まろやかで綺麗な線になっていきます。


油すましの「困り眉毛」を描いて、ひとまず出来ました。

樹脂粘土ではここからさらに、完全に乾くまでに「戻った」部分の線を「薄く」「軽く」描き重ねてメンテナンスします。


とりあえず動画でのメンテナンスはここまでで、完成としましょう。

(一旦カメラを止めて、この後2~3分程メンテナンスしました)


参考資料は「水木しげるのお化け絵文庫」全10巻。昭和50年の初版。今でも大事に持っています。

「油すましのアタマ」・・ちゃんと似せられたでしょうか?


動画6分53秒。

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