甚吉物語 ねんど日本昔ばなし 大分市、阿蘇郡南小国町

甚吉物語(1)大分編

大分市の津留地区にあるお堂に『首なし身代わり地蔵』が祀られている。

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病気の母と貧しく暮らしていた甚吉は、ある時、母に食べさせたい一心で仏に詫びながら他所の畑から瓜を盗んで見つかり、首を切られてしまった。

しかし翌朝、切られた筈の甚吉は元気で代りに地蔵の首が落ちていた。

甚吉の孝行を哀れに思った地蔵が、身代わりになったのだといわれている。

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津留地区平和市民公園には、甚吉の像が建てられている。

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甚吉物語(2)熊本編

『黒川温泉の由来』
大分県大分市「首なし身代わり地蔵」の昔ばなしは、熊本県の阿蘇郡、南小国町に物語のその後があった。

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肥後細川藩の修行者・本田勝十郎が地蔵の首を肥後国に祀ろうと持ち帰る途中、黒川で一休みしていたところ、地蔵から「ここに安置してくだされ」とお告げがあった。

村人たちが首を祀り、守り続けたところ、温泉が湧き出た。

これが「黒川温泉」の始まりとなった。

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地蔵の首は現在、地蔵湯向かいのお堂に祀られている。


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ロケ地:大分県大分市津留、熊本県阿蘇郡南小国町

2枚目熊本編の写真は昨2020年秋の紅葉を狙って、黒川温泉を訪ねました。1枚目の甚吉くん人形は先月に新規造型して、先週津留地区で撮影。

甚吉くん人形は15~16歳くらいのつもりで造型しましたが、母に見せたら30歳くらいかと思われてしまいました。まだまだですね 笑。

そろそろ真夏日が続き、撮影も汗だくできつくなってきましたね。

現在も次の新作人形を制作中なので、次は少しでも涼しい山の奥での撮影を楽しみたいところです。甚吉くんとお地蔵さんは、また来年に平和市民公園がお花でいっぱいになる頃に、新しい写真が増えるでしょう。

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