八幡竈門神社の三本指の鬼 製作中1


「八幡竈門神社の三本指の鬼」を、作りはじめました。

別府の八幡竈門神社に「鬼が作った九十九の石段」の昔ばなしと、また、逃げる鬼が忘れていった「鬼の石草履」があるそうです。45センチほどの大きな石草履には、鬼の三本指の指の跡があります。

鬼の足指が三本なのは「貪欲・嫉妬・愚痴」を現していて、「知性・慈悲」が欠けているからなのだそうです。

「九十九の石段」のお話は割と全国的にあるらしく、大分でも豊後高田熊野磨崖仏にあがる石段で5年ほど前にねんど人形写真の作品にしました。八幡竈門神社も、別府の町と別府湾を見渡せるロケーションがとても良さげで、人形完成後の撮影行が楽しみです。

なおこの神社は先々週あたりから人気マンガ「鬼滅の刃」のアイディアに関わりがあるのでは? とネットで評判になっており、そういう美味しそうな噂(笑)を聞くと、作品にせざるをえませんね。


1月20日。
完成に近づいたイザナキ・イザナミの勾玉の色を考えながら、気分転換に新たに別の昔ばなし人形の髪型を作っています。「カオ」の部分はこの後くり抜いて、違う色の粘土をはめ込み、顔パーツを成形します。

上の「カオ」の部分をくり抜いた状態。この「髪」と、この後作る顔パーツと上手く似合ってくれるでしょうか?


1月22日。
顔のパーツを入れ、まずはベースとなる基本の形。ここからどう持っていくか。


鬼の目と口を大まかに決める。鼻はこの後つける。


正面から。口が細かすぎて、キバをちゃんと入れられるのだろうか。ちょっと難しそう。


1月23日。
制作済みの別の人形のボディに乗せてみて、身体のバランスを検討。次のボディの大きさを決めていく。


大分別府、八幡竈門神社の三本指の鬼。顔の完成。目が大きくなりすぎたのか、これだと理性的であまり怖い感じではなくなった。今回の鬼は三本指の鬼なので、もうちょっと化け物ぽく目を差し替えることにしよう。


【2月11日・建国記念の日(火)、神話講演のお知らせ】





ねんど人形作家で広告写真家の渡邊和己が、2012年に古事記編纂1300年記念行事「神話博しまね」等で製作展示した神話人形と写真、また大分・関東・島根などで撮影した神楽写真をスライドショーにし、日本の神話物語をわかり易くビジュアルエンターテイメント的にご紹介します。

2020年は日本書紀編纂1300年。100年に一度の日本神話イヤーの締めくくりの年に、日本神話物語を楽しんでみませんか?

参加費用/500円(高校生以下無料 ※詳細はチラシ画像及びPDFをご覧ください)メールまたはFAXでお申し込みください。

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